山口統平法律事務所☆名古屋の弁護士と愉快な仲間たち

名古屋のとある弁護士事務所で働く人々が、法律知識を駆使しつつ、みんなの役に立つかもしれない情報を発信するブログ。

所持品検査

にほんブログ村 士業ブログ 弁護士へ
にほんブログ村
↑↑↑↑↑
いつも応援ありがとうございます\(^o^)/
ブログランキングに参加しています。
日の丸をクリックしていただけると
応援ポイントが入るのでとても嬉しいです。
1日1回、ポチッ!と応援よろしくお願いします☆彡


おはようございます☆
山口統平法律事務所 事務ちかこーんです。


本日、平成30年7月4日より、
名古屋の裁判所に入庁する際に、
「所持品の検査」が実施されることになりました。


弁護士は弁護士バッジや身分証明書、
事務所事務員は愛知県弁護士会発行の身分証明書を見せると、
この所持品検査を受ける必要はなくなります。

もし忘れた場合は、
他の方と同様に、所持品検査を受けます。


事務所事務員の身分証明書です。
↓↓↓
f:id:bengoshi-nagoya:20180704113935j:plain
(ざっくり描くとこんな感じ!笑)


実施を翌日に控えた昨日の裁判所の玄関の様子です。
↓↓↓
f:id:bengoshi-nagoya:20180703152518j:plain


突然、裁判所入庁時の所持品検査が実施され始めたのには理由があります。

昨年2月、大阪地裁において、殺人未遂罪に問われ保釈中の女性被告が判決の日に包丁を隠し持って入廷していたことが発覚しました。仙台地裁でも昨年6月、保釈中の男性被告が複数の刃物を法廷に持ち込み、傍聴していた警察官2人を切りつけました。

これらの事件を受け、
大阪、仙台、札幌、千葉などにおいて、
既に所持品検査は導入されています。


検査は来庁者がゲート式の金属探知機を通過した上で、
手荷物を開いて所持品を確認する方法で行うとされています。

空港みたいな感じ。


ただ、この所持品検査には、

複数の弁護士会から、

「手荷物を開けるように強制することはプライバシー権と人格権を一部放棄させるに等しい」「人権侵害の危険すらはらんでいる」として、抗議書や意見書が出ていることも事実です。

「裁判所は市民に開かれた場所であるべきだ。安全確保ための検査は必要最小限にとどめなければならない」という説明のもと、

「荷物の上からスティック状の金属探知機を当てる方法やX線探知機を使う方法もある。来庁者にとって負担の少ない方法で実施すべきだ」という、別の検査方法の提案もされています。


安全性の追求は何より大切なことですが、
一方で「人権」という難しい問題も抱えている所持品検査。

物事には色々な視点で見る必要があるということに、
改めて気づかされます。


.。.:*・゚+.。.:*・゚+.。.:*・゚+.。.:*・゚+.。.:*・゚+.。.:*
山口統平法律事務所 事務 ちかこーん
.。.:*・゚+.。.:*・゚+.。.:*・゚+.。.:*・゚+.。.:*・゚+.。.:*

ご覧いただきありがとうございました。
日の丸を押して応援していただけると嬉しいです*\(^o^)/*
↓↓↓↓↓
にほんブログ村 士業ブログ 弁護士へ
にほんブログ村

山口統平法律事務所の「愉快な仲間たち」につながります!お気軽にどうぞ☆↓↓↓
https://tohei.jimdo.com/%E3%82%A2%E3%82%AF%E3%82%BB%E3%82%B9-%E3%81%8A%E5%95%8F%E3%81%84%E5%90%88%E3%82%8F%E3%81%9B/


弁護士ランキングへ

blogramで人気ブログを分析